構造計算書の
U-3.2.1 終局時部材応力(水平荷重節点応力)(Ds算定時)
U-4.2.1 終局時部材応力(水平荷重節点応力)(保有耐力時)
と
U-3.2.2 終局時部材応力(長期考慮危険断面位置)(Ds算定時)
U-4.2.2 終局時部材応力(長期考慮危険断面位置)(保有耐力時)
の相違はなんでしょうか。
終局時部材応力(水平荷重節点応力)と終局時部材応力(長期考慮危険断面位置)の相違 [文書番号 : BUS00718] 概要
相違点、用途を説明します。 質問 構造計算書の U-3.2.1 終局時部材応力(水平荷重節点応力)(Ds算定時) U-4.2.1 終局時部材応力(水平荷重節点応力)(保有耐力時) と U-3.2.2 終局時部材応力(長期考慮危険断面位置)(Ds算定時) U-4.2.2 終局時部材応力(長期考慮危険断面位置)(保有耐力時) の相違はなんでしょうか。 回答
・位置の相違「水平荷重節点応力」は節点での応力です。「危険断面位置応力」は危険断面位置での応力です。 したがいまして、節点応力の方が大きい場合が多いと思われます。 ・初期応力の考慮「危険断面位置応力」は初期応力(鉛直荷重時応力)を含んでいますので「長期考慮」と記載しています。 「節点応力」は初期応力(鉛直荷重時応力)を 差し引いていますので、「水平荷重時」と記載しています。 ・用途増分解析による鉛直部材のせん断力の増加分(保有水平耐力)は、初期応力(鉛直荷重時応力)を差し引いた 「U-4.2.1 終局時部材応力(水平荷重節点応力)(保有耐力時)」の 鉛直部材の負担せん断力の合計から求めています。 「U-3.5 終局時機構図(Ds算定時)」 「U-5.1 耐震性能パラメータと部材ランク」の 各部材の部材種別、ヒンジ位置の確定は、 「U-3.2.2 終局時部材応力(長期考慮危険断面位置)(Ds算定時)」の 応力を使用して判定します。 「U-5.2 ランク別の保有水平耐力」での 鉛直各部材の負担せん断力は、 「U-3.2.1 終局時部材応力(水平荷重節点応力)(Ds算定時)」の 値を集計しています。 文書情報
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