保有設計で
RC/SRCばりの曲げ耐力に考慮するスラブ筋断面積をはり梁ごとに変えることはできますか?
RC/SRCばりの曲げ耐力に考慮するスラブ筋断面積 [文書番号 : BUS00630] 概要
RC/SRCばりの曲げ耐力に考慮するスラブ筋断面積 質問 保有設計で RC/SRCばりの曲げ耐力に考慮するスラブ筋断面積をはり梁ごとに変えることはできますか? 回答
[基本入力データ][部材断面特性][部材断面特性]の 「共通条件」タブ(MPRレコード)の(RC/SRC)「はりMyに考慮するスラブ筋」を入力することが可能です。 これは、片側にしか床、床構造がない場合は半分の断面積が考慮されます。 これが、BUS-3との相違点です。 上記を変更したいはりがある場合は [基本入力データ][部材断面特性][はり曲げ耐力に考慮するスラブ筋断面積](MSRレコード)で 個別に指定できます。 補足
2001年版建築物の構造関係技術解説書のRCはりの曲げ強度(付1.3-1)式の説明には、下記の記述があります。 [なお、実際の計算では、引張鉄筋としては原則として上端降伏(逆ばりのときは下端降伏)のとき、 スラブ筋の効果としてスラブ片側につき、はり側側面から1m程度の範囲内のスラブ筋を考慮に入れる。」 BUS-5の省略値 7.10 ㎝2は、片側スラブ上端筋5本分 D10@200 D10 10本を想定しています。 スラブ筋を考慮する範囲は、下記になります。(逆梁の入力値により判断) 梁せい上1/4以上 : 上筋に考慮 梁せい上1/4~下1/4 : 無視 梁せい下1/4以下 : 下筋に考慮 補足
BUS-3では
[データ入力][断面計算データ][断面計算条件](MC1,MD4レコード)で 「はりMyに考慮するスラブ筋」を入力することが可能ですが 変えたい部分がある場合は [データ入力][断面計算データ][はり、柱個別計算条件](MM1,MM4,TM1レコード)で 「はり(RC、SRC)」の計算条件で入力できますので これを配置していただくことになります。 文書情報
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