"不平衡力のまとめ"の鉛直荷重時のNの項のみに比較的大きな数値が出力されています。
表示される位置には柱は無いので不平衡力は存在しないと思われますが。
不平衡力のまとめについて [文書番号 : BUS00560] 概要
"不平衡力のまとめ"の鉛直荷重時のNの項のみに比較的大きな数値が出力されています。 表示される位置には柱は無いので不平衡力は存在しないと思われますが。 【「BUS-2.5 Q&A集」(1995年2月1日) Q.426の復刻】 質問 "不平衡力のまとめ"の鉛直荷重時のNの項のみに比較的大きな数値が出力されています。 表示される位置には柱は無いので不平衡力は存在しないと思われますが。 回答
この場合は不平衡力が表示されていると思われる位置に柱無いということなので、 応力計算上は節点とならない位置 (節点の上下に柱が無く、はりはX,Yいずれかの方向のみしか接合していない節点)に 追加重量(AW1,AW2レコード)か節点荷重(AJレコード)が入力されていると思われます。(図426)。 入力された重量または荷重は層重量として地震時の荷重には考慮されますが、 鉛直荷重時応力計算には考慮されません。不平衡力として処理されます。 このような場合は特殊はり荷重としてAG1レコード、またはAG2レコードとAG3,AG4レコードとして 入力して下さい。 「平衡」とは、Equilibriumの訳です。 下記の参考文献では平易な同義語として「釣合」という言葉を用いています。 出力の「不平衡力」では各荷重ケース毎に各節点に作用する 外力 と 内力(部材端荷重の反作用)の差の最大値を出力しています。 ここの出力値が大きい場合は応力解析が妥当な結果でないと判断することができます。 参考文献 「マトリックス法による構造解析」青山博之・上村智彦 共著 「1.4 構造解析のすすめ方」 文書情報
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