入力データごとの計算結果を保存したい [文書番号 : BUS00495]

概要
入力データごとに計算結果を保存する場合の「環境設定」の「プロジェクト」の利用方法について説明します。
質問
二次設計や三次診断では増分解析に時間がかかるため、入力データの計算結果を保存して次回は計算を実行せずに計算結果を確認するにはどの様にすれば良いですか。
できれば入力データごとの計算結果を保存したい。
回答
BUSの計算結果データファイルのファイルサイズはかなり大きなものとなっていますので、
通常の設定ではハードディスクの空き容量が不足しないように常時同じファイルに計算結果を格納しています。
このため計算結果は最後に計算を行った入力データに対するものとなります。

保有水平耐力計算のように計算時間がある程度必要なものの場合は
下記の手順により入力データごとに計算結果を保存することができます。

[手順]
  1. 入力データファイルを開きます。
  2. [ファイル]メニューより[環境設定]を開きます。
  3. 「環境設定」ダイアログの「プロジェクト」に表示されている「BUS-DB」(標準設定)から別の名称(半角8文字以内)に変更します。
  4. 「環境設定」ダイアログを[OK]ボタンをクリックして閉じます。
  5. 計算を実行します。
  6. 入力データファイルを保存してください。
  7. これで別の入力データを計算した場合でも後日計算結果をそのまま利用することができます。
    ただし、計算結果画面は最後に計算したものの状態が保持されますので出力メニューより再出力を行ってください。
    再出力にあたり計算を再実行する必要はありません。
    ・BUS-5V1では[出力]メニューの再出力機能を利用することができます。
    ・BUS-3では[出力][出力(テキスト形式)]・[出力][出力(グラフィック形式)]メニューの再出力機能を利用することができます。
補足
  1. 「プロジェクト」は新規作成時に設定することもできます。
  2. 「プロジェクト」を変更しない場合、計算結果は常時に標準設定されている計算結果ファイルへ保存されます。
  3. 計算終了後に「プロジェクト」を変更した場合は再度計算を実行する必要があります。
  4. 「プロジェクト」を入力データごとに設定した場合は計算結果ファイルを保存するためのハードディスク上の空き領域が必要となります。
関連文書
BUS00537 BUSシリーズ製品で使用するファイル名拡張子について



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2007-11-30
バージョン: BUS-5[ver1.x],BUS-3[All],
文書番号: BUS00495 バージョンの制限: 環境設定,プロジェクト,計算結果,保存
分類: 操作・入力


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