「塗りつぶし」でドーナツ型に中を空けたい(DRA-CAD5以降) [文書番号 : DRA00543]

概要
ドーナツ型に中を空けて塗りつぶしたい場合に、DRA-CAD5以降では穴を空けて塗りつぶしができるようになりました。その作図方法を解説しています。
操作

作図手順1

  1. 外側部分にあたる図形を閉じたポリラインを描き、塗りカラーを設定します。

  2. 穴になる部分も閉じたポリラインで作図します。

  3. 「面合成」コマンドを実行し、【切り欠き】を選びます。

  4. 最初に外側部分になるポリラインを指定し、次に穴の部分にあたるポリラインを選択します。



作図手順2

  1. 「ハッチング図形」を実行し、[塗り]タブを選びます。

  2. 塗りつぶす方法を「カラー番号・RGB値・グラデーション」の3つから選択し、色を指定します。また、「プリミティブ指示」のチェックをはずしておきます。

  3. 外側部分になるポイントを1点ずつマウスでクリックして指定します。

  4. 最後のポイントを指定したら、マウスの右ボタンをクリックします。

  5. 「この図形を閉じる」を選択します。

  6. 穴になる部分をクリックしていき、最後のポイントで右クリックして「この図形を閉じる」を選択します。

  7. 画面上でもう一度右クリックします。

  8. カーソルのそばにメニューが出るので「作図終了」をクリックします。
    (「グラデーション」を選んだ時は、色調のグラデーションを指定する必要があるため、画面上で2点を更にクリックします)
注意
「ハッチング図形」「面合成」コマンドで作図されたデータは【拡張ポリライン】という種類のデータになります。
DRA-CAD4以下のバージョンでは拡張ポリラインは編集できません。DRACADのバージョンによっては画面に表示されない等の支障があります。
下位バージョンのDRACADへデータを渡す時には、「名前を付けて保存」または「別名で保存」コマンドでDRA-CAD4形式のMPZ、またはVer3以前の形式のMPZを選んで保存してください。
その場合、データは下位バージョンのDRACADで扱える形(パッケージやポリライン等)に変換されてしまいます。
再度DRA-CAD5で開いても、拡張ポリラインの情報はなくなっていますので注意が必要です。
補足
作成された【拡張ポリライン】の穴の部分を埋める方法
1) 「ハッチング図形」コマンドを実行し、ダイアログ内にある「穴削除」ボタンをクリックします。
2) ステータスバーに「ハッチング図形:ハッチングの削除する穴を指示」と表示されますので、穴の部分をクリックしてください。
関連文書
DRA00145 「塗りつぶし」でドーナツ型に中を空けたい(DRA-CAD4以前)



文書情報

製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2013-03-21
バージョン: DRA-CAD10,DRA-CAD10LE,DRA-CAD9,DRA-CAD9LE,DRA-CAD8,DRA-CAD8LE,DRA-CAD7,DRA-CAD7LE,DRA-CAD6,DRA-CAD6LE,DRA-CAD5,DRA-CAD5LE,
文書番号: DRA00543 バージョンの制限: DRA-CAD5 DRA-CAD5LE以降
分類:


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