多雪地域での浮き上がり検討 [文書番号 : BUS00295]

概要
多雪地域での浮き上がり検討のNE、NLはどの荷重ケースの値を使用していますか?
質問
多雪地域です。 基礎計算用軸力一覧表で浮き上がりが出ています(*印が付いてる)
NLは積雪荷重が加算された数値で、NEL、NERは積雪が考慮されてないとのことですが、実際の浮き上がり量としてはどれを参考にすれば良いのでしょうか?
NLがNEL、NERより大きくても*印が付いているのでどう判断したらよいのかわかりません。
回答
積雪荷重が多雪地域の場合には、比較する荷重として、2種類出てきます。
 1.(積雪荷重を考慮しないNL)と(地震力によるNE)
 2.(積雪荷重を考慮したNL)と(地震力によるNE)
になりますが、不利になる判断は、1の場合になるため、基礎計算用軸力一覧表の浮き上がりの判定は1の状態で行っています。
この時のNLは、基礎計算用軸力一覧表には出力されていないため、誠に申し訳ありませんが、応力図の支点反力を参考にしてください。
しかし、地域によっては、2の場合で判断することもあると考えています。
この判断の部分は、設計者の方に決定していただく必要があると考えています。

BUS-3 Ver.1 データベース番号4.3.0.4以降では、
FC2(応力計算条件)で「浮上りを考慮しない」場合であっても
「6.3 基礎計算軸力一覧表」にNL’を出力し、NL’の値をもって浮き上がり判定を行なえる様に致しました。
浮上りの判定に0.35Sや0.7S分を考慮したい場合は、FFW(浮上り抵抗重量)でその値を入入力して下さい。
FFWに入力する値は「5.2 部材応力図」の「積雪荷重(係数 = 1.0 の時の応力)」での反力に係数がけして求めて下さい。
関連文書
BUS00029 「基礎計算用軸力一覧表」の積雪荷重について



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2005-03-18
バージョン: BUS-2.5[All],BUS-2.5[ver.1.x],BUS-2.5[ver.2.x],BUS-2.5[ver.3.x],BUS-2.5[ver.4.x],
文書番号: BUS00295
分類:


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