曲面すべり支承の初期剛性の変更方法 [文書番号 : SNAP00127]

概要
曲面すべり支承の初期剛性をデフォルトの設定(2次剛性の1000倍)から変更する方法について説明します。
解説
曲面すべり支承の初期剛性は、
SNAPテクニカルマニュアル『5.4.6 すべり支承モデル(SLD) 』式(5.4.6-3)記載のように、
以下の式となるため、変動係数を変更することで、初期剛性の変更が可能です。

K1=τK・K10
K1:初期剛性(水平1次剛性)
τK:変動係数
K10:水平2次剛性の1000倍
操作
各解析ケースの「免震制振部材-変動係数」が
「1:下限」の場合は下限、「2:上限」の場合は上限の変動係数を考慮し、
「0:標準」としている場合、変動係数は「1.0倍」で解析が行われます。

そのため、曲面すべり支承の初期剛性倍率を変更したい場合、
[架構]→[免震制振装置]→[免震支承材]における「変動係数」の「下限」もしくは「上限」のτKのセルに
倍率(K2の100倍の場合 100倍/1000倍=0.1)を入力していただき、
各解析ケースの「免震制振部材-変動係数」の設定を変更してください。



文書情報

製品カテゴリ: SNAP/SNAP-MD 最終更新日: 2025-10-07
バージョン: SNAP[Ver.8x],
文書番号: SNAP00127
分類: 操作・入力


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