「ST-Bridgeファイルの読込み」機能の概要と適用範囲 [文書番号 : NBUS00103]

概要
「ST-Bridgeファイルの読込み」機能の概要と適用範囲の概略を説明します。
解説
●「ST-Bridgeファイルの読込み」機能の概要
 ST-Bridge形式のファイルを読み込み構造モデラーの建物データに変換する機能です。
 ST-Bridge形式ファイルの書き出しに対応しているBIMソフトや構造計算ソフトなどから書き出された
 ST-Bridge形式ファイルを読み込むことで、構造モデラーの建物データを作成することができます。
 以下の2つの読み込み機能に対応します。
  1. 初期読込み
    構造モデラーで[ST-Bridgeファイルの読込み]を実行した際に、構造モデラーのファイルが開かれ
    ていない場合の読込み方法です。
    ST-Bridgeファイルのみで一から構造モデラーモデルを構築します。
  2. 差分読込み
    構造モデラーで[ST-Bridgeファイルの読込み]を実行した際に、構造モデラーのファイルが開かれ
    ている場合の読込み方法です。
    当該構造モデラーのモデルに対して、ST-Bridgeファイルのデータから変更点のみを差分読込みし、
    構造モデラーのモデルを直接更新します。

●ST-Bridgeのバージョン
 Ver.2.0.0~Ver.2.0.2

●建物規模
項目 内容
X,Y方向の最大スパン数 99スパン
最大階数 99階
構造種別 RC造、S造(CFT柱含む)
※任意通り心・節点同一化は適用範囲外

●対応部材の適用範囲概要
項目 対応 対応状況
柱、基礎柱 間柱、ダミー柱は未対応
ベースプレート  
はり、基礎ばり ダミーばりは未対応
片持ばり、片持基礎ばり  
耐震壁、雑壁、そで壁  
壁開口 矩形の開口
鉛直ブレース 鉛直ブレースの任意配置に読み込みます。
水平ブレース  
配筋情報は未対応
片持スラブ、出隅片持スラブ 配筋情報は未対応
小ばり 3次小ばりまで対応
基礎小ばり  
べた基礎  
布基礎  
独立フーチング基礎  
杭基礎  
パラペット  

●部材断面形状
部材 RC造 S造 CFT造
矩形
円形
H形鋼
角形鋼管
鋼管
角形鋼管
鋼管
はり 矩形 H形鋼  
基礎ばり 矩形    
片持ばり 矩形 H形鋼  
片持基礎ばり 矩形    
RC壁    
鉛直ブレース   丸鋼
平鋼
山形鋼
鋼管
みぞ形鋼
H形鋼
角形鋼管
軽量C形鋼
 
小ばり 矩形 H形鋼  

補足
●差分読込みの変更元のデータについて
 構造モデラーのデータとST-Bridgeファイルのデータの部材情報や位置情報のデータ項目のGUIDを比較し、
 同じGUIDであれば、構造モデラーのデータを変更元データとみなし、当該構造モデラーの変更元データを
 更新します。
 開かれている構造モデラーファイルのGUIDと、読み込むST-BridgeデータのStbCommonのguid属性が一致
 している必要があります。

詳細
●変換マニュアルについて
 ST-Bridgeファイルから構造モデラーへの読込みに関する変換内容の詳細については、下記の操作により
 参照いただけるマニュアルで確認できます。

【操作】
  1. [ヘルプ]→[ヘルプの起動]でヘルプを開きます。
  2. [第2章 コマンド]→[構造モデラー]→[読込み]→[ST-Bridgeファイルの読込み]を開きます。
  3. [ST-Bridge→構造モデラーファイル変換マニュアル]ボタンをクリックします。

関連文書
NBUS00011 『ヘルプ』の参照方法を教えてください。
NBUS00075 「ST-Bridgeファイルの作成」機能の適用範囲と補足事項



文書情報

製品カテゴリ: 構造モデラー+NBUS7/+基礎/+COST 最終更新日: 2025-01-31
バージョン: 構造モデラーシリーズ Ver.2.x,
文書番号: NBUS00103
分類: 操作・入力


kozoStation オンライン販売 ソフトウェアのご購入は、オンライン販売からご購入ができます。オンライン販売では、10%OFFでご購入ができます。