増分解析で除荷剛性を考慮する為には、載荷方法を「1:載荷条件」または「2:履歴入力」のいずれかに設定し、載荷ステップが単調載荷ではなく、一部のステップで逆方向の載荷を含む条件に設定する必要があります。
例えは、載荷方法を「1:載荷条件」とした場合、下図の設定であれば、1つ目の目標値である10.1mmに達した後、10.0mmを2番目の目標値として逆方向の載荷が行われることとなります。
したがって、載荷ステップが単調載荷ではないと判定され、1つ目の目標値10.1mmに達する前のステップで、部材に除荷が発生した場合でも、スケルトンカーブ上を戻らず、除荷剛性のルールを適用して、増分解析が進められます。
載荷方法を「2:履歴入力」とした場合は、設定する履歴データファイルの内容を、一部のステップで減少を含むデータとしてください。