柱部材を水平に配置する場合の留意点 [文書番号 : SNAP00108]

概要
はり部材は、軸力を考慮した曲げ耐力を考慮することができません。
水平部材端部の曲げ成分の弾塑性モデルを、MNモデルやMSモデルとする為には、柱部材を水平に配置する必要があります。
柱部材とはり部材では、計算方法にいくつか異なる点がありますので、柱部材を水平に配置する場合の留意点をご説明します。
解説
・柱自重は、両端節点に集中荷重として自動生成されます。
 柱部材の自重を等分布荷重として考慮する場合は、自動生成の節点荷重の削除と等分布荷重の入力を直接設
 定していただく必要がございます。
 (テクニカルマニュアル「6.2.1.2 柱の自重(DL-C)」を参照ください。)

・床スラブや小ばりを支持する位置に柱を水平配置した場合でも、二次部材からの荷重は、伝達されません。
 【例】床スラブの周囲4辺の内、3辺をはり部材、1辺を柱部材とした場合、床スラブは、3辺支持の条件で
    計算が行われ、はり部材のみに荷重が伝達されます。
   ※スラブを壁部分(鉛直面)に配置し、水平に配置した柱で上下を支持した場合も、水平柱部材に荷重
    が伝達されず、自動生成では、壁重量が考慮されないモデルとなります。

・床スラブによる剛性増大率は、水平配置の柱部材には考慮されません。



文書情報

製品カテゴリ: SNAP/SNAP-MD 最終更新日: 2023-08-10
バージョン: SNAP[Ver.8x],
文書番号: SNAP00108
分類: 操作・入力


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