「エラー:F2386:層せん断力係数が計算できませんでした」が出力されるケースと対処方法は以下の通りです。
最下層とその上の層を直接つなぐ部材がない場合
下図のように、最下層F1とその一つ上の層F2をつなぐ部材に中間節点があり、
層F1と層F2を直接つなぐ部材がない場合、エラーが出力されます。
微小剛性のダミーのスプリングを層F1に所属する節点と層F2に所属する節点間に
配置することでエラーを回避できます。
最下層の上に2つ以上の層がある場合
下図のように、層F1と層F2をつなぐ部材と層F1と層F3をつなぐ部材があると、
最下層F1の上の層が2つある状態となり、エラーが出力されます。
層F1と層F3をつなぐ柱を分割し、層F1と層F3を繋ぐ部材を無くすことでエラーを回避できます。
また、層せん断力係数を自動生成させる必要がなければ、
[モデル化]→[荷重/質量の生成条件]で「層せん断力係数」のチェックを外し、
層せん断力係数を自動生成させないことでエラーを回避できます。