夏至の場合に、南面の壁に壁面日影が作成できない場合の対処方法。 [文書番号 : LABS00100]

概要
南面の壁に壁面日影が作成できない場合の原因と対処方法を説明しています。
原因
LAB-SSの壁面日影計算エンジンはその面に日が当たるかどうかを
計算開始時と計算終了時の太陽位置のどちらかが壁面の表側にあるかどうかで確認しています。
南向きの壁面で夏至の場合、太陽の位置が朝晩は東西より北側に回り込むため、
計算開始時と計算終了時の太陽位置がどちらも壁面の裏側になり、
計算エンジンはその面に陽が当たらないと判断してしまいます。

対処方法
時刻日影については、12時を境に午前・午後で分けて計算し、
CADデータとして保存したものをCAD上で合成してください。
(等時間日影については計算できません。)

~操作手順~
  1. [日影計算]コマンドの実行時の設定画面で、
    【計算時刻一覧】の項目にある「時刻日影図」の「一覧」ボタンをクリックします。
  2. 午前の計算は、
    [時刻日影図-計算時刻一覧]ダイアログで、開始時刻「8時」、終了時刻「12時」に設定して、計算します。
  3. また、午後の計算は、
    [時刻日影図-計算時刻一覧]ダイアログで、開始時刻「12時」、終了時刻「16時」に設定して、計算します。
  4. 上記の2と3の計算結果をCADデータとして保存します。
    計算結果のタブを選択し、「ファイル」メニュー→「図面を保存する」でCADデータに保存できます。
  5. CADソフトで午前と午後のデータを合成してください。



文書情報

製品カテゴリ: LAB-S シリーズ 最終更新日: 2022-01-17
バージョン: LAB-SS[Ver.3.x],LAB-SS[Ver.2.x],
文書番号: LABS00100
分類: 操作・入力


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