防火設備の開口部の限界煙降下高さHlimの求め方は、
「概要」→「腰壁付Hlimの求め方」の設定で変更できます。
0:告示には、
「当該室の床面から各開口部の上端までの高さのうち最大のものの二分の一の高さ」
と明記されています。(国交省告示第510号第四,Hlim参照)
1:解説本(2001年版 避難安全検証法の解説及び計算例とその解説)のp268,Q38の回答には、
「開口部中央の高さ」とあります。
初期値は「0:上端の高さの1/2」になっています。
検査機関により解釈は異なりますので、どちらか一方を選択してください。
また、面積のAopについては、
「腰壁付Hlimの求め方」の設定を「1:開口部中央の高さ」にした場合は、
「腰壁付Aopの求め方」の設定を「1:実際の開口面積とする」でも良いと思われます。
これも、開口上部ほど圧力差が大きく、面積当たりの流出量は中性帯からの距離に反比例して増える事から、
下半分は実際には流出の無い部分なので、面積を低減する事は危険のある計算となるため、
設定で選べるようにしてあります。
検査機関と相談してください。