計算結果をNGとしない為には、どのような改善が必要でしょうか-2 [文書番号 : 00050]

概要
計算結果をNGとしない為に、防火設計の基本について説明します。
解説
●防火設計の基本は
  1. 火災を閉じ込める
    • 廊下は避難者が最初に避難経路として選ぶ空間ですから、ここを守る対策は必要です。
      また、避難出口に近い部屋を守ると効果的です。
    • ドアの「その他」は扉の無いオープンなイメージですから、このような場所に付けては行けません。
      最低でも「一号適合」にします。
    • 壁に空けた開口(ドア)は、ひとつでも「その他」があると、煙は100%通過すると見做されるので、注意が必要です。
  2. 2方向避難を確保する
    • 避難検証法では検証できませんので、建築基準法施行令第百二十一条第3項の「重複距離」を守ってください。
  3. 避難を円滑に進める
    • 階避難の結果の「②階の歩行時間」が長ければドアを移動する、新たに設けるなどの対策が効果的です。
    • 「③階の避難通過時間」が長い場合は、階段を増やす、大きくするなどの対策が効果的です。
の3点です。
関連文書
00020 計算結果をNGとしない為には、どのような改善が必要でしょうか-1



文書情報

製品カテゴリ: 避難検証法 最終更新日: 2020-04-01
バージョン: 避難検証法,
文書番号: 00050
分類:


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