Ver.6以前では、不釣合力が大き過ぎて解析ができなかった場合、
不釣合力を小さくするためにステップ数を増やす必要がありました。
ステップ数が増えると解析に時間がかかります。
解析ケースが1つしかない場合にも解析時間を短縮できますか? [文書番号 : SNAP00051] 概要
解析ケースが複数ある場合は、並列処理を利用して解析時間を短縮できますが、 解析ケースが1つしかない場合にも、解析時間を短縮できることがあります。 現象
Ver.6以前では、不釣合力が大き過ぎて解析ができなかった場合、 不釣合力を小さくするためにステップ数を増やす必要がありました。 ステップ数が増えると解析に時間がかかります。 回答
Ver.7では、除荷時に過大な不釣合力が発生した場合、 剛性を除荷剛性として再計算する機能が追加されました。 不釣合力を小さくするためにステップ数を増やす必要はありません。 Ver.6の1/10程度のステップ数で解析できることもあります。 また、Ver.8からは、大きな不釣合力が生じたステップで、 不釣合力が小さくなるまで、自動的に分割数を細かくして、計算をやり直す機能が追加されました。 操作
①[応答解析]→[解析ケース]において、 「再計算」を「1:する」「2:異常時」「3:不釣合時」のいずれかに設定します。 「2:異常時」とした場合は、 テクニカルマニュアル「4.4.3 再計算」の「■除荷剛性によって再計算する方法」を行います。 「3:不釣合時」とした場合は、 テクニカルマニュアル「4.4.3 再計算」の「■分割数を細かくして再計算する方法」を行います。 「1:する」とした場合は、どちらも行います。 ②[応答解析]→[解析ケース]において、「刻み分割数」を小さくして解析をします。 ※Ver.7における操作方法は、下記の通りです。 ①[応答解析]→[イテレーション条件]において、「異常時に再計算する」にチェックを入れます。 ②[応答解析]→[解析ケース]において、「刻み分割数」を小さくして解析をします。 文書情報
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