LAB-SS Ver.3 Ver.3.0.2.0以降で逆天空率計算結果の違いがある [文書番号 : LABS00085]

概要
LAB-SS Ver.3のVer.3.0.1.0~Ver.3.0.1.2とVer.3.0.2.0以降で逆天空率計算結果に違いがございますので、ご説明いたします。
原因
Ver.3.0.2.0より北側斜線の[敷地の北側に道路がある場合]という設定が追加されました。

Ver.3.0.1.0~Ver.3.0.1.2では「全て隣地境界線として」適合建物を自動生成していましたが、Ver.3.0.2.0以降では敷地の北側に道路がある場合に「道路がある場合は利用できない」/「全て隣地境界線として」を選択して適合建物を自動生成できるようにし、初期値として「道路がある場合は利用できない」を採用しました。

このため、初期値のまま逆天空率計算を行うとVer.3.0.1.0~Ver.3.0.1.2とVer.3.0.2.0以降で違いが出てくることとなりました。

図 Ver.3.0.1.2の計算結果とVer.3.0.2.0の計算結果の違い
(Ver.3.0.2.0では北側斜線の影響により計算結果が斜めに切断されています。)
対処方法
Ver.3.0.1.0~Ver.3.0.1.2と同じ計算結果としたい場合は、北側斜線の[敷地の北側に道路がある場合]という設定で「全て隣地境界線として」を選択して計算を行ってください。

図 「全て隣地境界線として」
解説
JCBAのホームページで公開されている『天空率の運用の検討について』のP.128『5.敷地の北側に道路がある場合の天空率(北側斜線)の適用』で、北側斜線の天空率が適用されない場合があるとあり、本項目を追加し選択できるようにいたしました。また、初期値は「道路がある場合は利用できない」といたしました。

図 「道路がある場合は利用できない」
補足
[天空率の運用の検討について(JCBAホームページより)]
http://www.jcba-net.jp/news/tenkuritu20100420.pdf



文書情報

製品カテゴリ: LAB-S シリーズ 最終更新日: 2015-08-10
バージョン: LAB-SS[Ver.3.x],
文書番号: LABS00085
分類: 計算結果


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