ファイアウォールの設定はどのようにしたらよいですか? - Windows Vistaの場合 [文書番号 : KS00016]

概要
ネットワーク版では、k-Serverとネットワーク版アプリケーションとの間で通信を行います。
Windows Vistaには、Windowsファイアウォール機能があります。ここでは、Windowsファイアウォールを有効にした場合に、ネットワーク版を使用する方法について解説します。
原因
Windows VistaにはWindowsファイアウォール機能があります。 この機能は、許可しないプログラムやポート番号を使って通信を出来ないようにすることで、そのパソコンのセキュリティを向上させるものです。

サーバープログラムが起動しているパソコンのファイアウォール機能が有効になっている場合、k-Serverプログラムと、ネットワーク版で使用している通信ポート番号が許可されていないとサーバープログラムと通信することができず、起動できません。
対処方法
Windowsファイアウォールが有効になっている場合に、ネットワーク版を使用するには、k-Serverが実行されている(ライセンスモジュールの付いている)パソコンで、k-Serverプログラムと、必要な通信ポートを開放しなければなりません。
まず、ネットワーク版を使用する為に以下の手順で、ファイアウォールの設定を確認します。
  1. Windowsファイアウォールを起動します(Windowsファイアウォールは【コントロールパネル】の中にあります)。
    Windowsファイアウォールを起動すると下のような画面が表示されます。


  2. Windowsファイアウォールでは、設定によってk-Serverが利用可能な場合と不可能な場合があります。
    以下に設定によるケースを表します。

    Windowsファイアウォールの設定による動作対応表
    A.Windowsファイアウォールが無効k-Serverはそのまま利用可能
    B.Windowsファイアウォールが有効
    且つ例外を許可する
    例外の設定をすることでk-Serverは利用可能
    C.Windowsファイアウォールが有効
    且つ例外を許可しない
    k-Serverは利用不可能


以下では、上記Bの場合の設定方法を解説します。

■Windowsファイアウォールが有効で例外を許可する場合

Windowsファイアウォールが有効で例外を許可する場合には、例外のタブでk-Serverを例外事項として登録する必要があります。
ここでは、例外への設定方法を説明します。
  1. Windowsファイアウォールの【設定の変更】をクリックします。


  2. プログラムおよびサービスの一覧の中に必要な項目を追加します。

    ※上の画像ではk-Serverに必要な項目を追加してあります。

  3. 上の画面で【プログラムの追加】ボタンを押して、k-Serverプログラムを登録します。【プログラムの追加】ボタンを押すと下の画面が表示されます。

    Windowsへ登録されているプログラムの一覧が表示されます。
    その中から【k-Server】を選択して【OK】ボタンを押します。
    ※Windowsサービス版をご利用されている場合は、プログラムの欄には表示されません。【参照】ボタンを押してWindowsサービス版がインストールされているフォルダを指定し、「k-Server.exe」ファイルを指定してください。

  4. 次に1の画面で【ポートの追加】ボタンを押して、k-Serverで利用しているポート番号を登録します。【ポートの追加】ボタンを押すと下の画面が表示されます。

    名前の欄へ「k-Server IPアドレス受信ポート」、ポート番号の欄へ「10001」、【TCP】にチェックを入れて【OK】ボタンを押します。これでポート10001番で通信可能になります。
    同様に、「k-Server IPアドレス送信ポート」「k-Server ライセンス発行用ポート」「k-Server 汎用ポート」についても登録します。それぞれに必要なポート番号は下の表をご覧ください。
    ※尚「k-Server設定」プログラムで各ポート番号を変更している場合は、「k-Server設定」プログラムで設定をしている番号を登録します。

    機能 名称 ポート番号 TCP/UDP
    受信ポート k-Server IPアドレス受信ポート 受信ポートの設定値
    (既定値は10001)
    TCP
    送信ポート k-Server IPアドレス送信ポート 送信ポートの設定値
    (既定値は10002)
    TCP
    ライセンス
    発行用ポート
    k-Server ライセンス発行用ポート ライセンス発行用ポートの設定値
    (既定値は10003)
    TCP
    汎用ポート k-Server 汎用ポート 汎用ポートの設定値
    (既定値は10004)
    TCP
    ※名称は任意です。
    これらの設定はサーバー側で必要になります。




文書情報

製品カテゴリ: k-Server 最終更新日: 2014-11-05
バージョン: k-Server,
文書番号: KS00016
分類: セットアップ


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