[基本データ]メニューの[荷重条件]の「屋根勾配」、[屋根入力]メニューの[屋根]の「勾配」はそれぞれ何の計算に使用されますか。
また、[基本データ]メニューの[荷重条件]の「屋根勾配」は、X方向、Y方向の入力がありますが、片流れ、切妻屋根の場合、流れ方向に直交する方向の勾配は、どのように入力するのですか。
屋根勾配の考慮 [文書番号 : HST00117] 概要
[基本データ]メニューの[荷重条件]の「屋根勾配」は、勾配面の風力係数、屋根形状係数の自動計算、特定緩勾配屋根に該当するか否かの判断に使用します。 [屋根入力]メニューの[屋根]の「勾配」は、荷重拾いで使用します。 質問 [基本データ]メニューの[荷重条件]の「屋根勾配」、[屋根入力]メニューの[屋根]の「勾配」はそれぞれ何の計算に使用されますか。 また、[基本データ]メニューの[荷重条件]の「屋根勾配」は、X方向、Y方向の入力がありますが、片流れ、切妻屋根の場合、流れ方向に直交する方向の勾配は、どのように入力するのですか。 回答
[基本データ]メニューの[荷重条件]の「屋根勾配」は、勾配面の風力係数の自動計算、屋根形状係数の自動計算、特定緩勾配屋根に該当するか否かの判断に使用します。 また、出力「4.2 設計荷重表」における屋根の固定荷重は、標準的な値として、[基本データ]メニューの[荷重条件]の「屋根勾配」を用いています。 屋根勾配がX・Y方向ともに入力された場合、「4.2 設計荷重表」における屋根の固定荷重では、X・Y方向の勾配の平均値、いずれかが0の場合は、0でない方向の勾配を用います。 屋根形状係数の自動計算では、X・Y方向の勾配のうち、小さい方の勾配で計算します。 特定緩勾配屋根に該当するか否かの判断では、X・Y方向の勾配のうち、小さい方の勾配を用います。 従って、片流れ、切妻屋根の場合は、X・Y方向に同じ勾配を入力して下さい。 なお、屋根形状係数を直接入力する場合は、[基本データ]メニューの[積雪荷重](Ver.7以前では、[基本データ]メニューの[荷重条件])の「屋根形状係数」にチェックを入れ、屋根形状係数値を入力し、妻方向の屋根勾配を0としても構いません。 [屋根入力]メニューの[屋根]の「勾配」は、荷重拾いで使用します。 計算結果では、出力「4.8 屋根面荷重図」で確認できます。 計算では、屋根面の荷重拾いは、屋根面の固定荷重に、屋根勾配による割増1/cosθ(θ:出力「4.8 屋根面荷重図」の屋根勾配から求めた勾配θ)を考慮して行います。 参考
サンプルファイル 木造3階建切妻.wod 文書情報
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