「鉄筋コンクリート造部材のせん断破壊の防止(保証設計)」の計算に用いるせん断力が
Ds算定時の終局時せん断力である根拠は何ですか?
保有水平耐力計算のRC部材のせん断破壊の防止(保証設計)に用いるせん断力について [文書番号 : BUS00827] 概要
「鉄筋コンクリート造部材のせん断破壊の防止(保証設計)」の計算に用いるせん断力が Ds算定時の終局時せん断力である理由について記載します。 質問 「鉄筋コンクリート造部材のせん断破壊の防止(保証設計)」の計算に用いるせん断力が Ds算定時の終局時せん断力である根拠は何ですか? 回答
『2007年版建築物の構造関係技術基準解説書』P359に 「建築物全体が崩壊メカニズムに達する以前にせん断破壊を生じさせないだけではなく、 設計上採用したDs値に相当する塑性変形量に達するまでの段階でもせん断破壊を防止する必要がある」 とあるように、 保証設計は崩壊メカニズム時に対するせん断破壊の防止を示しております。 また、Ds算定については、メカニズム時の破壊形を用いることになっております。 つまり、保証設計とは、保有水平耐力時にせん断破壊が生じない確認(保証設計)をするのではなく、 Dsの数値を確定した時の崩壊形を保証することの確認になります。 したがって、Ds算定時の終局時応力により計算を行っております。 文書情報
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