下図のような架講モデルとベースプレートを用います。
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回転剛性の算定
回転剛性KBSの算定は、「2020年版建築物の構造関係技術基準解説書」に示されている下記の(付1.2-20)式を用います。
KBS = (E × nt × Ab × (dt + dc)2) ÷ (2 × Lb)
ここで、
E : アンカーボルトのヤング係数(N/mm2) 205000 nt : 引張側アンカーボルトの本数 3 Ab : 1本のアンカーボルトの軸断面積(mm2) 452 dt : 柱断面図心より引張側のアンカーボルト断面群の図心までの距離(mm) 180 dc : 柱断面図心より圧縮側の柱フランジ外縁までの距離(mm) 125 Lb : アンカーボルトの長さ(mm) 500
KBS = (205000 × 3 × 452 × (180 + 125)2) ÷ (2 × 500)
= 25859 × 106 (N・mm/rad)
= 25859 (kN・m/rad)
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入力の手順
[架講]→[はり/柱/トラス]の部材[1-3]、[2-4]の接合条件I端を「剛接」から「バネ」に変更します。
①で算定した回転剛性の値を剛性Kmiに設定します。