曲げモーメント補間方法 [文書番号 : BUS00709]

概要
データベース番号6.0.0.5より部材の曲げモーメント補間方法が2次曲線から3次曲線に変更になりました。
質問
 部材のモーメント線がデータベース番号6.0.0.5からデータベース番号6.0.0.4と比べ、異なる。
 特に長期荷重のはり部材が顕著。
回答
 データベース番号6.0.0.5より部材の曲げモーメント補間方法が2次曲線から3次曲線に変更しました。
この変更により以下の計算結果で差異が生じる可能性があります。
・応力図(応力線の表示状態)
・断面計算結果のハンチ・継手位置応力
・許容せん断力のM/Q
・せん断力のM/Q
解説
3次補間式(y=ax^3+bx^2+cx+d)は各部材の応力の4つの値を用いて、未定係数a,b,c,dを求めております。

始端側の場合
 Mi,Qi,Mc,Qc
終端側の場合
 Mj,Qj,Mc,Qc

ここに
 y :曲げモーメント
 x :始端(または中央部)を原点とした部材位置
 Mi:始端曲げモーメント
 Mj:終端曲げモーメント
 Mc:中央部曲げモーメント
 Qi:始端せん断力
 Qj:終端せん断力
 Qc:中央部せん断力
  =(Mi + Mj)/L
 L:部材長さ




文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2018-08-01
バージョン: BUS-5[ver1.x],
文書番号: BUS00709
分類: 計算方法


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