- 応力計算結果の両端モーメントを単純支持ばりの両端に加力した状態の変位分布状態を計算
- 部材荷重を単純支持ばりとして変位分布状態を計算
- 両方の分布状態を足し合わせる
I端側のモーメントをMaとし、単純支持ばりに加力した状態の変位分布状態δ1を計算します。
変位分布状態は、モールの定理より以下の式となります。
δ1=Mal2/6EI×{2x/l-3(x/l)2+(x/l)3}
ただし
x:材軸方向の座標
δ1:変位方向の座標
E:ヤング係数
I:断面二次モーメント
単純支持ばりに部材荷重を加力した状態の変位分布状態δ2を計算します。
変位分布状態は、モールの定理より以下の式となります。
δ2=wl4/24EI×{x/l-2(x/l)3+(x/l)4}
変位分布状態は、
δ=δ1+δ2
となります。