応力度は(Ver.5は鉄骨部材の場合のみ)、左(I端)、右(J端)、中央端断面の引張応力度、および圧縮応力度を下記の式で計算し、部材の最大圧縮応力度:σc、部材の最大引張応力度:σtを出力します。
σc=N/A+|My/Zy|+|Mz/Zz|
σt=N/A-|My/Zy|-|Mz/Zz|
断面内の応力度の分布は平面分布となります。
平面分布となりますので、まず平面の方程式を解き、最大となる点の応力度を求めるというイメージとなります。
最大となるのは、当然図心から一番遠い点となりますので、断面係数で計算をしているという事になります。
モーメントを絶対値を取っているのは、仮想仕事法の平面保持の仮定の為、モーメントの中立軸は常に断面の中心となり、σcを算出するときとσtを算出する時のモーメントは同じ値で符号が逆となります。