梁部材の中間に節点を有する場合の「建築物の使用上の支障が起こらないことの確認」
のたわみδ0は、どのように計算していますか?
梁部材の中間に節点を有する場合の「建築物の使用上の支障が起こらないことの確認」のたわみδ0 [文書番号 : BUS00503] 概要
計算方法を説明します。 質問 梁部材の中間に節点を有する場合の「建築物の使用上の支障が起こらないことの確認」 のたわみδ0は、どのように計算していますか? 回答
「建築物の使用上の支障がおこらないことの確認」の方は 告示で規定されていますので下記の方法で計算しています。 <計算方法> 柱抜けの場合の「建築物の使用上の支障が起こらないことの確認」のたわみδ0は 下図のδmにBUSの概要編マニュアルで「5.4.5 ■S梁」に記述の「4)中央部のたわみ」 に記載のたわみを加えて求めています。 下記の様に3つの構造節点により3つに分割されたはりが有り、各節点を1,2,3,4とします。 スパン中央があるスパンを探して(本例では節点2,3間)、次の様にしてδ0を求めています。 ※以下、下向きの変位を正として説明します。 応力解析の結果のそれぞれの節点の変位をδ1,δ2,δ3,δ4とします。 δ2,δ3からδ1,δ4の変形を差し引いたものをδ2a,δ3aとします(下図参照) δ2aがδ3aより大きい場合 δm =(δ2a-δ3a)・(L23-X) /L23+δ3a δ2aがδ3aより小さい場合 δm =(δ3a-δ2a)・X /L23+δ2a でδmを計算します。 δ0は下式で求めます。 δ0=δm+(下式「δ」) BUSの概要編マニュアルで「5.4.5 ■S梁」に記述の「4)中央部のたわみ」 鉛直荷重が等分布荷重であると仮定してはり中央部のたわみ量δを求め、下式で検定を行います。 δ=5Moℓ 2/48EI-(Mℓ +Mr)ℓ 2/16EI(㎜) Mo :単純ばりとしての中央の曲げモーメント(N・mm) Mℓ 、Mr :左端、右端の長期荷重時曲げモーメント(N・㎜) I :はり中央部断面の断面2次モーメント(スラブ剛性増大率を考慮)(mm4) ℓ :はり支点間距離(㎜) E :部材のヤング係数(N/mm2) 文書情報
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