変位制御により増分解析を行うには、載荷条件による方法と履歴入力による方法の2種類があります。
載荷条件による方法
[増分解析]→[載荷条件]で「種別」を「2:変位」とした載荷条件を作成し、[増分解析]→[解析ケース]で「載荷方法」を「1:載荷条件」、「載荷条件」を作成した載荷条件の名称とすることで変位制御により増分解析できます。
また以下のように、[載荷条件]で同じ名称の載荷条件を複数入力することで、繰り返し載荷を行うこともできます。
1行目 名称「D1」種別「変位」目標値「50」増分「0.1」
2行目 名称「D1」種別「変位」目標値「-50」増分「-0.1」
3行目 名称「D1」種別「変位」目標値「50」増分「0.1」
載荷条件による変位制御の解析方法については、テクニカルマニュアルの「4.2.4 変位制御による静的増分解析(自動載荷、載荷条件載荷)」をご参照ください。
履歴入力による方法
[荷重]→[履歴入力]で相対変位の履歴入力を作成し、[増分解析]→[解析ケース]で「載荷方法」を「2:履歴入力」、「履歴入力-名称、倍率、分割数」を設定することで[履歴入力]で設定した変位を入力できます。
その際、履歴入力を行う[節点]/ [剛床/剛体]については作用方向を拘束条件により固定する必要があります。