CADファイルの読み込みには2種類方法があります。
トレース用の図面として読み込む場合の注意点
LAB-Sの データとして読み込むわけではないので、読み込み後もメインウィンドウ
には何も表示されません。
読み込んだ図面は敷地、建物入力するときに表示されるキープラン内に表示されます。
すべての線分を下図として読み込むため、あらかじめ CAD 図面を属性わけしておく必要は
ありません。
また、LAB-S1 Ver1ではDRACAD for Windowsで作成したMPZ/MPXデータに3D図形が含まれている場合、
3Dデータがパッケージ化されていると、トレース用図面として読みこめません。
LAB-Sデータとして読みこむか、パッケージを解除して読みこんでください。
(LAB-S1 Ver2.0以降とLAB-S2 Ver1.5以降はパッケージ化された図形も読み込むことができます)
LAB-S1のデータとして読み込む場合
敷地・建物などを区別するため、あらかじめレイヤ分けして CAD データを作成しておく必要があります。
レイヤ名は任意の番号あるいは名称でかまいません。
そのレイヤ名を「CADデータ読み込み」ダイアログで指定して LAB-S1 へ読み込みます。
また、そのレイヤの中でさらに複数のブロックが存在するもの(建物、用途境界、地盤、壁面)
は、それぞれを異なるグループ番号で定義しておく必要があります。ただし、DXFファイルの場合は、
グループ番号をつける代わりに敷地・みなし敷地・建物等のデータをすべてポリラインで作成して
ください。
(ポリラインで描かれていないDXFデータはトレース用図面としてしか読み込めません。)
指定されたレイヤに該当のデータがなかったり、認識されないと画面に表示されません。
敷地・建物等が表示されない場合はCADデータをご確認下さい。
また、DRACAD for Windowsで作成したMPZ/MPXデータに3D図形が含まれている場合、
3Dデータは「汎用平面」として読みこまれます。LAB-Sで作成した「建物」とは違い、
「平面」を組み合わせて建物の形を構成するようになっていますので、高さ・位置などを
変更する時に注意が必要です。