BUS-6の特殊柱荷重タイプ40~42(壁荷重)は構造モデラ―に変換されますか? [文書番号 : NBUS00089]

概要
変換されません。仕様について回答いたします。
回答
BUS-6Seriesの特殊柱荷重:タイプ40~42は、構造モデラ―でのBUS-6のデータ読込み時に変換されません。
データ読込み時にメッセージ:W-C5211が出力されます。
(以降、特殊柱荷重:タイプ40~42は壁荷重と称します。₎


【BUSデータ読込みメッセージ】

W-C5211
 [特殊柱荷重(パラメータ)]AC1レコードの荷重形タイプで未対応のタイプが選択されている。

メッセージの説明
 変換できません。データを確認してください。


【理由】
BUS-6Seriesでは土圧などの壁面への荷重を想定し壁荷重が配置できます。
配置はグリッド上のX構面,Y構面に限定しています。
他方で、構造モデラ―ではグリッドに制限されずに任意軸を自由に設けることができます。
構造モデラ―への変換後は任意軸を含む架構に壁荷重が配置される可能性があります。
想定しない軸組み、構面への壁荷重の配置を避けるため現状では入力データ変換の対象外としました。
今後、構造モデラ―でも壁荷重を配置できるよう検討を進めています。


対処方法
特殊柱荷重 :タイプ40~42は変換されないため、柱負担分とはり負担分を別とし再入力をご検討ください。

入力例

詳細
柱負担分
 特殊柱荷重 タイプ:等変分布(亀の甲1~3)で作用させます。

【操作】
 1)[材料・荷重]→[特殊荷重]パネル→[特殊柱荷重]より
  タイプ:等変分布(亀の甲1~3)の何れかを選択し、作用方向、荷重等を指定します。
 2)[配置]ボタンを押し下げ、構造モデルの伏図またはフレーム図で該当の柱を選択し配置します。


はり負担分
 特殊はり荷重では作用方向に水平方向の選択が無いため
 特殊柱荷重(集中荷重)ではりの取り付く節点に水平方向の荷重を作用させます。

【操作】
 1)[材料・荷重]→[特殊荷重]パネル→[特殊柱荷重]より
  タイプ:集中、距離指定とし、作用方向、荷重等を指定します。
  P1、P3にはり負担分の荷重を指定します。
  P2を柱脚節点位置(距離=0)、P4を柱頭節点位置(距離=部材長さ)とします。
 2)[配置]ボタンを押し下げ、構図モデルの伏図またはフレーム図で該当の柱を選択し配置します。



【計算編マニュアル】
構造モデラ―+NBUS7 Ver.3 計算編 マニュアル
 2023 年 10月 初版発行

 項目:5.1.10 特殊荷重 □特殊荷重の取り扱い


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文書情報

製品カテゴリ: 構造モデラー+NBUS7/+基礎/+COST 最終更新日: 2023-11-07
バージョン: 構造モデラーシリーズ Ver.1.x,
文書番号: NBUS00089
分類: その他


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