入力時の記入縮尺を確認する方法 [文書番号 : DRA00989]

概要
記入縮尺を複数使って入力された図面で、入力時の記入縮尺がわからない時に確認する方法です。
質問
他の事務所で作図された図面ファイルを受け取りました。
1枚の図面内に複数の異なる縮尺が設定された部分図が描かれていますが、縮尺が書かれていない所が数ヶ所あります。
作図時の記入縮尺を確認する方法はないでしょうか?

操作
(1)図面縮尺と記入縮尺を同じ値に設定します。
例:1/100

(2)記入縮尺を設定してから記入された寸法線を探し、寸法数字を確認します。
例:1400

(3)探した寸法線の長さを「距離測定」コマンドで測ります。
図の例では2000になりました。



(4)記入されている寸法数字を、距離測定で測った数値で割ります。
1400÷2000=0.7

(5)計算した数値と図面縮尺の分母の数値をかけます。
0.7×100=70

(6)計算結果の数値を記入縮尺の分母に設定し、(2)の寸法線長さを「距離測定」コマンドで 測り、寸法数字と同じ長さか確認します。



注意
記入縮尺は、記入縮尺の値そのものではなく、図面縮尺との比率で寸法線図形に保存されています。
図面縮尺を変更すると、寸法数字の値から計算で求める記入縮尺の分母は変わってきます。
上の例では、図面縮尺が1/100から1/200に変更されていると、計算で求められる記入縮尺は1/140 になります。



文書情報

製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2023-12-20
バージョン: DRA-CAD[All],
文書番号: DRA00989
分類:


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