ファイアウォールの設定はどのようにしたらよいですか? - Windows10 /8 / 7の場合 [文書番号 : KS00010]

概要
ネットワーク版では、k-Serverとネットワーク版アプリケーションとの間で通信を行います。
Windows 10 / 8 / 7では、Windowsファイアウォール機能があります。ここでは、Windowsファイアウォールを有効にした場合に、ネットワーク版を使用する方法について解説します。
原因
Windows10 / 8 / 7ではWindowsファイアウォール機能があります。 この機能は、許可しないプログラムやポート番号を使って通信を出来ないようにすることで、そのパソコンのセキュリティを向上させるものです。

サーバープログラムが起動しているパソコンのファイアウォール機能が有効になっている場合、k-Serverプログラムと、ネットワーク版で使用している通信ポート番号が許可されていないとサーバープログラムと通信することができず、起動できません。
対処方法
Windowsファイアウォールが有効になっている場合に、ネットワーク版を使用するには、k-Serverが実行されている(ライセンスモジュールの付いている)パソコンで、k-Serverプログラムと、必要な通信ポートを開放しなければなりません。
まず、ネットワーク版を使用する為に以下の手順で、ファイアウォールの設定を確認します。

機能 名称 ポート番号 TCP/UDP
受信ポート k-Server IPアドレス受信ポート 受信ポートの設定値
(既定値は10001)
TCP
送信ポート k-Server IPアドレス送信ポート 送信ポートの設定値
(既定値は10002)
TCP
ライセンス
発行用ポート
k-Server ライセンス発行用ポート ライセンス発行用ポートの設定値
(既定値は10003)
TCP
汎用ポート k-Server 汎用ポート 汎用ポートの設定値
(既定値は10004)
TCP
※名称は任意です。

  1. Windowsファイアウォールを起動します(Windowsファイアウォールは【コントロールパネル】の中にあります)。
    Windowsファイアウォールを起動すると下のような画面が表示されます。

    上の画面はファイアウォールが有効になっている例です。

  2. Windowsファイアウォールでは、設定によってk-Serverが利用可能な場合と不可能な場合があります。
    以下に設定によるケースを表します。

    Windowsファイアウォールの設定による動作対応表
    A.Windowsファイアウォールが無効k-Serverはそのまま利用可能
    B.Windowsファイアウォールが有効k-Serverは利用できません。
    受信と送信の規則で許可するとk-Serverは利用可能


以下では、上記Bの場合の設定方法を解説します。

■Windowsファイアウォールを有効にしたままでk-Serverの通信を許可する方法

Windowsファイアウォールが有効でもk-Serverの通信を許可する場合には、受信と送信の規則に登録する必要があります。
設定方法を説明します。
  1. Windowsファイアウォールにk-Serverの通信を許可する項目を追加します。
    Windowsファイアウォールの左側にある[詳細設定]をクリックします。

    「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」が開きます(下の画像)。

  2. 左側メニューの[受信の規則]を左クリックした後、右側メニューの[新しい規則]を左クリックします。


  3. 「プログラム」が選択されていることを確認して次へ進みます。


  4. [参照]ボタンを左クリックしてk-Serverのプログラム(k-Server.exe)を選択します。
    k-Serverのインストール先フォルダを指定してください。


  5. 「接続を許可する」が選択されていることを確認して次へ進みます。


  6. すべての項目が選択されていることを確認して次へ進みます。
    ※お使いの組織のセキュリティ方針によって、選択する項目は適切に選択してください。


  7. 「名前」と「説明」欄を入力して「完了」ボタンを左クリックしてください。
    入力する内容は何でも構いません。何のための規則なのか後で分かるような内容にしておくことをお勧めします。
    例えば「k-Server」と名前を入力します。


  8. 次に通信に使うポート番号を登録します。
    左側メニューの[受信の規則]を左クリックした後、右側メニューの[新しい規則]を左クリックします。


  9. 「ポート」が選択されていることを確認して次へ進みます。


  10. 「TCP」が選択されていることを確認し、「特定のローカルポート」欄に「10001-10004」と入力します。
    ※「k-Server設定」プログラムで各ポート番号を変更している場合は、「k-Server設定」プログラムで設定をしている番号を登録します。


  11. 「接続を許可する」が選択されていることを確認して次へ進みます。


  12. すべての項目が選択されていることを確認して次へ進みます。
    ※お使いの組織のセキュリティ方針によって、選択する項目は適切に選択してください。


  13. 「名前」と「説明」欄を入力して「完了」ボタンを左クリックしてください。
    入力する内容は何でも構いません。何のための規則なのか後で分かるような内容にしておくことをお勧めします。
    例えば「k-Server TCP/IP」と名前を入力します。



    以上で「受信」に関する設定が終わりました。
    続けて「送信」に関する設定を同じように行います。


  14. 左側メニューの[送信の規則]を左クリックした後、右側メニューの[新しい規則]を左クリックします。


  15. 送信の規則にk-Serverプログラムを設定します。
    受信の規則で行った3番から7番の手順を同じように行います。

  16. 送信の規則にk-Serverが使用するポート番号を設定します。
    受信の規則で行った9番から13番の手順を同じように行います。
関連文書
KS00016 ファイアウォールの設定はどのようにしたらよいですか? - Windows Vistaの場合



文書情報

製品カテゴリ: k-Server 最終更新日: 2015-08-04
バージョン: k-Server,
文書番号: KS00010
分類: セットアップ


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