- CPUが速い方が良い DRA-CADの全体的な動作速度は、主にCPUに依存します。
- マルチコアのメリット マルチコアのCPUでも問題なく動作します。
- グラフィックカードの選択 DRA-CADでは動作環境に「OpenGLならびにDirectXの機能をサポートできるビデオカードとドライバー」をお願いしていますが、最近購入可能のパソコンであれば問題ないとお考えください。
- マルチタッチについて DRA-CAD11シリーズから、マルチタッチ操作に対応した機能が搭載されています。
- 推奨するメモリサイズについて メモリが不足すると頻繁にスワップが発生し、操作性が著しく低下します。
- お使いのPCのOSが32ビットの場合 OSに制限があり、上限が4GBとなります。推奨するメモリサイズは4GBです。
- お使いのPCのOSが64ビットの場合 OSの種類によって制限があり、例えばWindows11 Proの上限は2TBです。
- インストールするストレージはSSDを選択する OSおよびアプリケーション(DRA-CAD)をインストールするストレージにはSSDを選ぶことをお勧めします。SSDはHDDに比べて読み書きが速く、起動などが高速になります。
- ARM版WindowsではDRA-CADは利用できない Surface Pro Xなどに採用されているARM版Windowsでは、DRA-CADは動作いたしません。
CPUが高速になることで、レンダリングの時間や、全体的なソフトの実行速度が変わります。
CADは浮動小数点の計算が多いため、クロックスピードは速い方が良いですが、最上位スペックとその1個下のものでは、あまり体感できる速度差は生まれませんので、最上位スペックより1~2個下のものでも充分な場合があります。
Intel製のCPUであれば、CelelonよりCorei9、 i7、i5、i3系のCPUの方が計算も速くなり、できればCore i5以上とするのがおすすめです。
AMD製のCPUであれば、Ryzen 9、Ryzen 7、Ryzen 5、Ryzen 3と種類がありますが、できればRyzen 7以上とするのがおすすめです。
DRA-CAD9シリーズ以降はマルチコアに対応した処理を、起動時やレンダリングで行っており、マルチコアのCPUであれば速度が向上します。また、DRA-CADと他のプログラムを同時に使用される場合もマルチコアのCPUの方が快適にご利用いただけます。
グラフィックカードは、グラフィック用メモリがパソコンのメインメモリと共有になっていない方がより高速に描画されます。
DRA-CAD11シリーズから採用されたDirectX描画モードを選択すると、グラフィックボードに依存して2次元図面や3次元ワイヤフレームの表示を行うことができます。DirectXに対応したグラフィックカードの性能に応じて高速に表示されます。
3次元編集時の隠面除去表示方法で「OpenGL」を選択すると、グラフィックボードに依存して隠面除去表示が行われます。OpneGLに対応したグラフィックカードの性能に応じて高速に表示されます。
レンダリングの時間はグラフィックカードに依存しません。CPUのクロック周波数とコア数に依存します。レンダリングを速くするにはよりコア数が多くクロック周波数が速いCPUと十分なメモリが必要です。
導入されるパソコンがデスクトップの場合は、グラフィックカードの取替えや増設が可能です。しかし、ノートパソコンはグラフィックカードを取り替えたり増設することが出来ないものが多いです。ノートパソコンを選定する際は、予算内でより高機能なグラフィックカードを搭載している機種を選ぶ方が良いです。
タブレットPCやマルチタッチモニタに対応したパソコンでは、表示した図面を指先で触れるだけで、パンニングや拡大縮小、回転、赤ペン、クイックメジャーが行えます。二本指でダブルタップすると、回転を0度に戻し全図形表示します。
図面を見ながら打合せする場合などにご活用いただけます。
マウスの左クリックやダイアログの操作も指で行うことができますが、指先で正確な位置を指示することは難しいです。作図作業はマウスで行うことをお勧めします。
大容量の図面を作成されている場合は推奨されている容量以上必要となります。
推奨するメモリサイズは16GBですが、予算の可能な限り大容量なメモリサイズとしてください。
Windows OSでサポートされている最大物理メモリサイズは?(外部リンク)
(SSDはHDDに比べて高価なため、SSDにOSおよびアプリケーション、HDDにデータ保存と使い分けるのがおすすめです。)