項目:4.4柱内のり寸法(h0)の考え方 付図I.3.23柱内のり高さの例 、(l) (m) (n)の図では
D:柱せい>h0:柱うちのり高さ、h0=D の記載がありますが、(a)~(h)の図ではD>hoとなる場合、ho=Dとするかの記載がありません。そのため自動計算では対応していません。
自動計算結果を採用しない場合は、診断者判断で内のり高さの直接入力をお願いいたします。
自動計算の方法については後述のDOC-RC/SRC概要編マニュアルをご参照ください。
【操作】
[耐震診断]→[部材指定]→[柱うちのり高さ直接入力]より
内のり高さを直接入力できます。
【注意】
DOC-RC/SRCでは最も柱に近い開口の高さを柱の内法高さに設定しますが、下図のように柱の左右の開口が重ならない場合は、内法長さが発生しなくなります。この場合は「計算結果メッセージ一覧」に下記のメッセージを出力し、計算実行用に0.1cm(微小値)を設定しています。
*** 計算結果メッセージ ***
「DF203 ××層○○フレーム△△軸の柱の両側で開口が重ならないため柱うちのり高さを0.1cmとします。」
【出力】
グラフィック出力
項目:9.3 柱うちのり高さ (部材毎の自動計算結果、直接入力値を確認できます。)
項目:10.1.1 部材の終局強度と靭性能(2)結果内訳 (強度、靭性指標に考慮したh0を確認できます。)