DOC-RC/SRCでは『形状指標SDの扱い方(2017年版RC診断基準)』の指定により
診断計算時に採用するSD値を下記1)、2)、3)の何れかより指定できます。
1)すべてのFu’にF=0.8(R=1/500)の割線剛性としたSD値を採用する
2)すべてのFu’にF=l.0(R=1/250)の割線剛性としたSD値を採用する
3)Fu'=0.8にF=0.8(R=1/500)の割線剛性としたSD値を採用する。また
Fu'=1.0以上にF=l.0(R=1/250)の割線剛性としたSD値を採用する。
F=1、F=0.8に対する鉛直部材の割線剛性(Ksc、Kw、Kc)について
2017年版RC造診断基準【解説】より、解図3.3.3-1及び解図3.3.3-2を下記に示します。
【注意】
『2)すべてのFu’にF=l.0(R=1/250)の割線剛性としたSD値を採用する』 を指定した場合
極脆性柱の割線剛性は解図3.3.3-1 (a)極脆性柱のように終局強度に0.5を乗じます。
【出力】
グラフィック出力
項目:10.5.5 2次形状指標 :R=1/500、R=1/250の結果を確認できます。
項目:11.1.1 2次診断表:診断計算に考慮したSD値を確認できます。
詳細出力
[耐震診断]→[CSV形式ファイルの出力]→[偏心率・剛性率一覧]を押します。
R=1/500、R=1/250とした割線剛性の計算結果を確認できます。