基礎Ⅱの「ひび割れのある」のひび割れとは、構造的なひび割れであるか否かを問題としています。
一般に、0.3(mm)程度が判断基準と言われていますが、専門家が行うことを前提としていますので、「構造的なひび割れであるか」を、診断者が工学的に判断するのでよいと考えています。
また、軽微なひび割れのある無筋コンクリート基礎とは、床下換気口隅角部に0.3(mm)程度以下のひび割れが発生していて、基礎全体は健全である状態を言います。
(一般財団法人 日本建築防災協会作成「「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」の質問・回答集」Q4.9,10より引用)