「時刻日影図」コマンドで描かれた時刻日影線が途中で切れている [文書番号 : DRA00875] 概要
「時刻日影図」コマンドで描かれた時刻日影線が途中で切れている時の原因と対処方法の説明です。 現象
3次元で建物を作成し、「時刻日影図」コマンドで計算しましたが、つながっているはずの日影線が途中で切れています。 原因
建物の面が歪んでいる事が原因です。 3次元図形を構成する面は、同一平面上になければなりません。 何らかの編集操作により、面を構成する頂点の一部が同一平面上になく、面が歪んだ状態だと、「時刻日影図」コマンドや「天空図」コマンドで正常に計算結果を作成できない事があります。 建物例 建物屋根の頂点高さが3点は10000mm、1点だけ9000mmの場合です。 この屋根面の4つの頂点は同一平面上にありません。不正な面なので、正しく日影計算できない場合があります。 測定面高さを1500mmに設定して時刻日影計算を実行すると、時刻日影線が切れてしまいました。 対処方法 対処方法1 「不良面チェック」コマンドを実行し、原因となっている面をチェックして自動修正を行います。 「不良面チェック」コマンドは面の歪みのチェックと修正を行います。 チェックまたは修復が終了すると、結果を最下部に表示します。
対処方法2 「不良面チェック」コマンドを実行して多数の面が修復された場合、レンダリングなどで建物データの再利用が難しい事があります。 そのような時は、建物を削除して作り直してください。 文書情報
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