DRA-CAD8/9/10シリーズの画像線分化コマンドの使い方(白黒画像の変換) [文書番号 : DRA00717]

概要
DRA-CAD8/9シリーズの画像線分化コマンドを使い、白黒1ビット画像を線分に変換する操作方法の説明です。
解説
「画像線分化」コマンドは、画像内のドットから線分を抽出して線分またはポリラインデータに変換し、DRA-CADの図面に貼り付けをするコマンドです。
DRA-CAD8から、白黒1ビット画像の他に4ビットカラー画像からも線分を抽出する機能が追加されました。
操作
白黒画像を変換する場合
  1. 「画像線分化」コマンドを実行します。

  2. ダイアログが表示されます。ダイアログ左上の「ファイル」メニューをクリックして「開く」をクリックします。
    「画像挿入」コマンドで配置した画像を編集する時はメニューバー「ファイル」から「挿入画像を開く」をクリックします。

  3. 「ファイルを開く」ダイアログが表示されます。線分化したい画像データを選択します。選択できる画像ファイル形式はBMP,JPG,TIF,PNGです。
    「挿入画像を開く」をクリックした時は、カーソルで画像の外形線をクリックします。 読み込み確認のメッセージが出たらOKボタンをクリックします。

  4. 画像が表示されたらウィンドウ左下を確認します。
    読み込んだ画像が白黒1ビットであれば『高速変換・水平垂直優先変換が可能です。』と表示されます。
    「画像線分化」コマンドで処理できるのは白黒1ビットかカラー4ビットの画像データのみです。
    画像内の色が白と黒だけであっても、スキャナーで紙の図面を読み込む時の設定などで、フルカラー画像として保存される事があります。
    フルカラー24ビット画像であればウィンドウ左下に『この色階調は変換できません。1ビットまたは4ビットに変更してください。』と表示されます。
    その時はメニューバー「画像」→「色階調変更」コマンドを実行します。
    [1ビット(白黒)]を選択しOKボタンをクリックして画像を白黒1ビットにして下さい。



  5. 白黒1ビット画像を線分に変換します。
    メニューバー「線分化」→「高速変換」または「水平垂直優先変換」をクリックします。

    [高速変換]
    白黒1ビットの画像を高速に変換します。線分はポリラインとして変換されます。
    ☆等高線やイラストに有効です。

    [水平垂直優先変換]
    白黒1ビットの画像を水平垂直を優先して変換します。線分は単線として変換されます。
    ☆水平垂直を優先したい建築図等に有効です。


  6. ウィンドウ左下に『高速変換処理が終了しました。』または『水平垂直優先変換処理が終了しました。』と表示されたら、メニューバー「ファイル」→「任意の位置に配置」をクリックします。
    クリックして画面に配置します。

詳細
  • 初期状態では、線分化されたデータはパッケージとして配置されます。そのままでは一部削除などの編集ができません。
    配置する前に画像線分化コマンドのメニューバー「ファイル」→「環境設定」を実行し、【パッケージ化する】のチェックボックスをOFFにするとパッケージ化されません。
    また、線分化したデータのレイヤ番号・色をあらかじめ設定する事ができます。
  • 画像データの幅・高さが大きいと、解析に時間がかかります。
    メニューバー「画像」→「1/2縮小」を実行すると、幅・高さが半分になり解析時間が短くなります。
  • 解析を中断したい時は、[ESC]キーを押すと処理を中止できます。
  • 1ビット化を実行後、画像内に黒い点のようなゴミがある時は、メニューバー「編集」→「ゴミ取り」を実行すると黒い点が削除されます。
    ステータスバー右下「ゴミ取り」をクリックしてダイアログを出し、ゴミとみなす点の大きさを設定します。1・3・5・7・9・21の値から選択します。
関連文書
DRA00744 DRA-CAD8/9/10シリーズの画像線分化コマンドの使い方(カラー画像の変換)



文書情報

製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2011-09-27
バージョン: DRA-CAD10LE,DRA-CAD10,DRA-CAD9,DRA-CAD9LE,DRA-CAD8,DRA-CAD8LE,
文書番号: DRA00717 バージョンの制限: DRA-CAD8シリーズ以降
分類:


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