建物の規模にもよりますが、住宅とあまり変わらない階高やはりスパンの建物の場合には応用できます。ただし、
①荷重が住宅と異なるので想定する用途として地震力を算定する必要があること
②木造住宅と比較して階高が高い場合には壁などの耐力算定時に階高による補正が必要であること
③併せて接合部による低減係数についても階高を考慮した修正が必要であること
④比較的大きな空間を構成している場合には水平構面剛性に対する検討が必要となること
などの注意が必要です。木質構造の専門家が実施することが望ましいと考えています。
(一般財団法人 日本建築防災協会作成「「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」の質問・回答集」Q3.5より引用)