「基礎計算用軸力一覧表」の積雪荷重について [文書番号 : BUS00029]

概要
浮き上がりの判定に影響する積雪荷重の取り扱いについて解説します。
質問
「基礎計算用軸力一覧表」にて
[*]短期荷重時浮き上がりを示す(積雪荷重考慮せず)
とあります。
準備計算時に積雪の設定をしているのに何故「積雪は考慮せず」となっているのですか。
回答
積雪が長期・短期共に考慮されている場合、基礎計算用軸力一覧表の出力内容(荷重)は
NL:鉛直荷重時軸力+α1x積雪荷重時軸力
NE:地震時軸力(α3x積雪重量を考慮した地震力)
としています。
ここでは浮き上がりの判定をする場合、積雪の偏在により一様な軸力としてかかるかが不明確になる恐れがあると考え、鉛直荷重時軸力と地震時軸力の比較を行い判定をしています。
これにより多雪地域の場合では地震時の水平力によって生じる軸力に積雪荷重の圧縮軸力が加算され、積雪を考慮すれば浮き上がらないという判断があるかもしれません。
しかし本プログラムでは安全側を考え、浮き上がりの判定においては積雪による浮き上がりの抑え効果を考慮しないこととしました。
関連文書
BUS00295 多雪地域での浮き上がり検討



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2005-03-18
バージョン: BUS-3[All],BUS-2.5[All],
文書番号: BUS00029 バージョンの制限: 00-04-19
分類: 計算結果


kozoStation オンライン販売 ソフトウェアのご購入は、オンライン販売からご購入ができます。オンライン販売では、10%OFFでご購入ができます。