剛性低減型モデルの名称について [文書番号 : SNAP00052]

概要
SNAPの復元力特性名で、呼称で呼ばれている主な剛性低減型モデル名と 近いと思われるモデル名を示します。
解説
復元力特性に関して、文献、論文等で示されるモデルは、概念的な表記が多く、 実際にプログラムを作成する場合は、数学モデル(ルール)を明確にする必要があります。
そこで、通常呼称で呼ばれているモデル(例えば武田モデル)等について、 SNAPの開発を行う際に、文献、論文等で記載されたルールに対して 実際に解析ができるようにルールを決めて開発を行っています(復元力特性の詳細は、SNAP テクニカルマニュアルに記載しています)。
そこで、SNAPでは、呼称ではなく、SNAP独自の名称を付けています。
SNAPの復元力特性名で、呼称で呼ばれている主な剛性低減型モデル名と 近いと思われるモデル名を示します。

・剛性低減型A(BL2)…ノーマルバイリニアモデル
・剛性低減型B(DT3)…深田モデル
・剛性低減型C(DT7)…パラメータP2を1にすると修正武田モデル(※)
・剛性低減型H(CP3)…武田モデル
           パラメータP2を1にすると修正武田モデル(※)
・剛性低減型I(CP7)…武田スリップモデル

※修正武田モデルについて
上では、文献1.1を武田モデルとして回答しました。
文献1.2と文献2のどちらが一般的に修正武田モデルと呼ばれているのか こちらでは判断出来ませんが、文献1.1、1.2、2とSNAPの復元力特性の 対応関係を記載すると以下になります。

文献1.1:CP3でP2=0.7
文献1.2:CP3でP2=1
文献3:DT7でP2=1

文献1.1:REINFORCED CONTCRETE RESPONSE TO SIMULATED EARTHQUAKES
T.Takeda, M.A.Sozen, M.ASCE, and N. N. Nielsen, M. ASCE 1970.12, Vol.96, ST12 ASCE

文献1.2:REINFORCED CONTCRETE RESPONSE TO SIMULATED EARTHQUAKES T.Takeda, M.A.Sozen, M.ASCE, and N. N. Nielsen, M. ASCE 1970.11. 日本地震工学シンポジウム講演会第3回

文献2:鉄筋コンクリート建物の動的計算
武田寿一
コンクリートジャーナル Vol.12(1974)No.8 P33-41



文書情報

製品カテゴリ: SNAP/SNAP-MD 最終更新日: 2020-02-21
バージョン: SNAP[All],
文書番号: SNAP00052
分類:


kozoStation オンライン販売 ソフトウェアのご購入は、オンライン販売からご購入ができます。オンライン販売では、10%OFFでご購入ができます。