『弾性応力解析の結果による反曲点高さ』とした場合で柱頭の曲げ応力が柱脚の曲げ応力より大きい場合、反曲点高さ(hcwo)はどのように計算しますか。 [文書番号 : DOCR00829]

概要
計算方法について回答します。
回答
『弾性応力解析の結果を用いた反曲点高さ』とした場合、反曲点を中心に部材の負担応力が増え部材の耐力に達すると仮定します。 Qmuは『Qmu上』と『Qmu下』を比較し耐力の低い値を使用します。

例えば『Qmu上』により部材耐力が決定する場合、柱頭の負担曲げが大となり柱頭の破壊が先行すると考え反曲点高さは『hcwo上』となります。hcwoはQmuにより決まるため、高さの低いhcwoが使用される場合もあります。また、Qsu計算時は上記のhcwoをせん断スパンとします。


反曲点が危険断面位置間にある場合


【反曲点高さの計算方法】
反曲点が危険断面位置間にある場合のQmu、せん断スパンは以下のように算定します。

Qmu= Mu/hcwo
Qmu= Mu/hcwo
Qmu= min(Qmu、Qmu)
ここに、
Mu: 柱頭の曲げ終局強度
Mu: 柱脚の曲げ終局強度
hcwo: 上部危険断面位置から反曲点までの距離
hcwo= ho - hcwo
hcwo: 下部危険断面位置から反曲点までの距離
hcwo= hcwo
このとき、Qsu計算時のせん断スパンは以下のようになります。
Qmu > Qmu の場合
せん断スパン= hcwo
Qmu ≧ Qmuの場合
せん断スパン= hcwo

参考
【hcwoの計算結果出力項目】
グラフィック出力:『10.1.1 部材の終局強度と靭性能』にてhcwoを確認できます。

【反曲点高さの計算方法】
DOC-RC/SRC Ver9 概要編マニュアル 2019 年 9 月 第2刷発行
3章-61頁:大項目: 3.4.6 柱と壁が連続する場合の反曲点高さ
      中項目:「2017 年版RC診断基準」による場合
       小項目:2)弾性解析結果による場合
関連文書
DOCR00828 柱と壁が連続する場合のQsu1~Qsu4、Qmu 計算時に弾性応力解析の結果を用いた反曲点高さは選択できますか?



文書情報

製品カテゴリ: DOC-RC/SRC 最終更新日: 2020-04-14
バージョン: DOC-RC/SRC[ver.9.x],
文書番号: DOCR00829
分類: 計算方法


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