「計算除外」の便利な使い方 [文書番号 : SAVE00025]

概要
PAL計算の部屋の属性に「計算除外」があります。
これは、PAL計算のための空調分類ではなく、PAL計算に算入しないための部屋の属性です。

計算から除外する目的だけではなく、熱の出入りがない部分や、内壁扱いにしたい部分に部屋で蓋をするという使い道もあります。
以下に便利な使い方を紹介します。
解説
1.基準階のPAL値を求めたい

基本設計段階で、基準階だけのPAL概算値を把握したいというケースがよくあります。
上下階があるものとして、基準階のPAL値を求めたいとき、1フロアだけ入力するとPAL値は求まりますが、
上側は外気に面してしまいますので、熱負荷が大きくなり、PAL値が大きく出てしまいます。
そこで、基準階の上下の階に「計算除外」の部屋を入力することによって、
上下に熱の出入りのない基準階のPAL値を求めることができます。
解説
2.連絡通路で繋がっている2棟のビルの1棟分を計算したい

例として、連絡通路で結ばれたツインビルがあるとします。
ビルの1棟分を計算する際に、連絡通路の境界部分は内壁扱いにしたいですが、
普通の入力では外壁となってしまいます。
1と同じく、境界部分に「計算除外」で連絡通路を作り、内壁扱いにすることができます。
解説
3. 複合用途の1用途だけを計算したい

例として、1~3階が店舗、4~9階が事務所の複合用途ビルがあるとします。
ここで、店舗部分だけ求めたい場合、1~3階を入力し、4階だけを「計算除外」で蓋をします。
事務所部分だけ求めたい場合、4~9階を入力し、3階だけを「計算除外」で蓋をします。

複合用途のPAL計算書出力Excelファイルの[概要・計画]タブには複合用途全体のPAL値が出ますが、
用途別に出したい場合は、建物モデルを上記のように入力し、用途毎にファイルを分けて別々に出力します。



文書情報

製品カテゴリ: SAVEシリーズ 最終更新日: 2011-06-17
バージョン: PAL計算[Ver.2.x],SAVE-建築 Ver.1,
文書番号: SAVE00025
分類:


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