そで壁付柱のQsu3の「Pt」及び「σ0」の計算方法について教えてください。 [文書番号 : DOCR00810]

概要
2001年版RC造耐震診断基準と2017年版RC造耐震診断基準では計算仕様が異なります。説明いたします。
回答
2001年版RC造耐震診断基準では
 Ptの計算の分母を「b・de」、σoの計算の分母を「be1・je1」としそで壁部を考慮しています。

2017年版RC造耐震診断基準では
 Pt及びσoの計算の分母を「b・D」としそで壁部が除かれています。

上記に応じるため、DOC-RC/SRCVer9.70.0.7(DB7.0.1.7 )2020年5月公開以降より
2017年RC造耐震診断基準を指定した場合は、Qsu3計算時のPtを『Pt=at/(b・D)』、σ0を『σ0=N/(b・D)』としています。


参考
そで壁付柱

2001年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 同解説
平成17年2月25日2001年改訂版発行6刷発行
項目:【解説】付則3 (4)せん断終局強度の算定
(C)③連続する壁を無視し、独立柱とした場合

2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 同解説
平成29年7月0日2017年改訂版発行
項目:【解説】3.1.1 基本仮定 (5)
『袖壁を無視して独立柱として算定…反曲点、高さ、強度指標、靭性指標何れも独立柱として算定する。』

項目:【解説】3.2.2 せん断終局強度
凡例:Qsu3 柱に連続する壁を無視して独立柱として算定する(付則1による。)

項目:【解説】3.2.2 せん断終局強度【解説】
『…Qsu3は反曲点高さも含めて柱として扱い、 付則1にしたがって算定する。』

2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 適用の手引き
平成29年7月1日2017年改訂版発行
項目:4.1.2 袖壁付き柱 そで壁付柱Qsu3の計算例  Pt、σ0の計算結果を参照


独立柱

2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 同解説
平成29年7月0日2017年改訂版発行
項目:【解説】 付則1 柱

2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 適用の手引き
平成29年7月1日2017年改訂版発行
項目:4.1.1独立柱 独立柱 のQsuの計算例   Pt、σ0 の 計算を参照





文書情報

製品カテゴリ: DOC-RC/SRC 最終更新日: 2021-03-12
バージョン: DOC-RC/SRC[ver.10.x],
文書番号: DOCR00810
分類: 計算方法


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