「雑壁 : 地震用節点重量として拾えなかった雑壁重量」に計上される雑壁重量 [文書番号 : BUS00788]

概要
はりのCMoQ、柱の軸力に計上することができない雑壁重量です。
質問
計算結果の「A-1.3.1 地震力」
「雑壁 : 地震用節点重量として拾えなかった雑壁重量」に
に計上される雑壁重量はどのようなものですか。
回答
はりのCMoQ、柱の軸力に計上することができない雑壁重量です。

雑壁の上下にスラブ、片持ちスラブ(出隅片持ちスラブを除く)が
ある場合は、上下に振り分けて
はりへの伝達方法を決めることができ
はりのCMoQ、柱の軸力に計上することができますが、
たとえば、上にスラブ、片持ちスラブ(出隅片持ちスラブを除く)が
ない場合は、雑壁上の半分の重量は、
はりのCMoQ、柱の軸力に計上することができませんので、
「柱軸力に加算できない雑壁重量」となります。

このような場合は、
[基本データ入力(&I)][壁(&W)][雑壁の入力(&S)](SPWレコード)で
「壁重量の加算方法」を「すべて加算(下層へ加算)」
に変更することなどが考えられます。

また、計算プログラムは「=(イコール)」の判定が
苦手ですので、外部のはり上にある雑壁などは、
少し、はり心より建物の内側に配置していただいた方が
安全です。
補足
雑壁がスラブ上にあるかどうかの確認は、
入力伏図を「構造」ボタンで「単線」モードで
「表示」「ツールバー」で
「建物形状変更ツールバー」をオンにして
虫眼鏡アイコンで拡大して、確実に
建物内に入っていることを確認していただければ
わかりやすいかと思います。
関連文書
BUS00314 地震力の雑壁重量について
BUS00372 出隅片持スラブ上の雑壁



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2012-03-23
バージョン: BUS-5[ver1.x],
文書番号: BUS00788
分類:


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