引張りブレースのモデル化方法 [文書番号 : SNAP00022]

概要
引張りブレースのモデル化方法について
質問
引張りブレースのモデル化の方法として以下の方法が考えられます。
①ブレース面の剛性だけをモデル化する場合、有効断面積の1/2を入力する。
 後ほど手計算によりブレースを設計する方法。
②引っ張りブレースのみを部材配置する方法。
③復元力モデルの設定を行う方法。引っ張り側だけ弾性モデルとし、
 圧縮側はすぐに降伏させるように入力する。

SNAPで引張りブレースをモデル化する方法としてはどの方法がよいでしょうか。
回答
③が使いやすいです。
トラスを配置し、そのトラスの復元力特性を指定します。

増分解析の単調載荷で降伏無しであれば、引張型弾性モデル(ET1)
降伏ありであれば、バイリニア逆行型(EL2)で圧縮側の耐力を0にします。
SNAPは引張は負(マイナス)ですので御注意下さい。

また、応答解析などで引張ブレースの降伏によるエネルギー吸収を考慮する場合は
バイリニアスリップ型(SL2)で圧縮側の耐力を0に設定します。

復元力特性の詳細は「テクニカルマニュアル」の第5章に
記載しておりますので御確認下さい。



文書情報

製品カテゴリ: SNAP/SNAP-MD 最終更新日: 2022-06-03
バージョン: SNAP[All],
文書番号: SNAP00022
分類: 操作・入力


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