瞬間剛性比例型減衰の履歴型を用いた解析 [文書番号 : SNAP00008]

概要
瞬間剛性比例型減衰の履歴型を用いた解析で生じた問題について解説します。
質問
下図のようなバネの履歴をもった1質点系のモデルで応答解析をしたところ地震が終了しているにも関わらず元の位置に戻らなくなりました。バネは非線形弾性ですので入力がなくなれば元の位置にもどるはずではないでしょうか?減衰は瞬間剛性比例型の履歴タイプを使用しました。

回答
初期剛性比例型や制振要素の粘性ダンパーなどの粘性減衰は通常弾性体としてモデル化されます。しかし瞬間剛性比例型の履歴タイプを用いた場合はある瞬間の剛性に比例させて減衰係数を評価し増分方程式を解くことになり、この場合粘性減衰は弾塑性体としてモデル化されることになります。このような場合は入力がなくなっても減衰力が残る可能性がありそれと釣り合うためのバネの変形が生じたままになります。瞬間剛性比例型はRC構造物の減衰評価の一般的な方法ですがバネには武田モデルなどの弾塑性モデルを適用することが多くそれ自体に残留変位が生じるためこのような問題には気づかないことが多いです。



文書情報

製品カテゴリ: SNAP 最終更新日: 2004-11-10
バージョン: SNAP[Ver.3x],
文書番号: SNAP00008
分類: 計算結果


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