日立スーパハイベースを指定すると、せん断力Qasの値が0と出力される [文書番号 : BUS00087]

概要
せん断力Qasの値が0と出力されることについて説明します。
質問
S造柱脚で日立スーパハイベースを指定すると、せん断力Qasの値が0と出力され判定がNGになります。
どのように対処すればよいのでしょうか。
回答
スーパハイベースについては、日立機材様(※)の協力を得て計算部分を作成しています。
設計ハンドブックでは、せん断の検討方法として1〜4までの4種類の確認方法が記載されておりますが、BUS-5 において確認している内容は日立機材様との協議の上、1番目の「ハイベースの圧縮反力による摩擦抵抗に期待する方法(Qao,Quo)のみとなっております。
上記の検討にてNGとなる場合は、アンカーボルトを溶接するなどの処理が必要となります。
ここでNGの時は日立機材様にご連絡ください。

なお、断面計算時の「1軸」「2軸」の指定に関わらず、短期せん断耐力の検定は下式で行なっています。
 (Qsx+Qsy)/max(Qasx、Qasy)

※社名はQ&A作成当時のものを使用しています。現在は「センクシア株式会社」です。
補足
ハイベース・エコ工法の場合には、摩擦によるせん断力と支圧によるせん断耐力が期待できます。



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2018-06-14
バージョン: BUS-5[ver1.x],BUS-3[ver.3.x],
文書番号: BUS00087 バージョンの制限: 10-01-06
分類: 計算結果


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