斜線制限入力の詳細について [文書番号 : LABS00017]

概要
斜線制限入力シートの各項目の詳細についての解説です。
解説
斜線制限ダイアログ

道路斜線

    道路始点:高さ・道路終点:高さ
    前面道路と敷地の間に高低差がある場合、また道路の始点と終点で高さが違う時、入力します。
    前面道路が地盤(敷地)より低い場合、差が1m以上なら「前面道路は高低差から1m減じた数値の1/2だけ
    高い位置にあるものとみなす。」という法56条6項、令135条の2によります。

    緩和幅
    前面道路の向こう側に公園や水路がある場合、道路の反対側の境界線は公園や水路の反対側の境界線の
    位置にあるものと見なされるため、水路の幅や公園の幅をここで入力します。

    令132条用幅
    令132条の「2aかつ35」の条件を入力します。
    令132条は「敷地が2つ以上の道路に面していて、その道路幅がそれぞれ違う場合、敷地の一定範囲においては
    すべての道路を幅の広い道路とみなして良い」という条例です。
    広い方の道路幅が始点・終点とも同じなら入力の必要はありません。
    始点・終点で道路幅が違う時、ここが0のままだと敷地と接する所から2m行った道路幅を自動的に道路幅
    として設定します。
    その値以外に直接道路幅を指定したい時に入力します。

    壁面後退
    壁面後退の距離を入力します。
    敷地境界線から建物を後退させた時、下げた分道路の反対側境界線の位置を下げて計算して良いことに
    なっています。ここには敷地境界線から最も近い壁面までの距離を入力します。
隣地斜線

    緩和幅
    隣地が公園などの空き地の場合、隣地境界線は公園等の幅の半分だけ外側にあるものと見なすので、
    その幅を入力します。

    地盤面
    隣地と自分の敷地に高低差があり、隣より自分の敷地が1m以上低い場合、自分の敷地は高低差より
    1m引いた1/2だけ高い位置にあるものと見なすので、その差分を入力します。

    壁面後退
    隣地境界線から建物を後退させると、その後退させた距離を隣地境界線までの距離に加算できます。
    その値を入力します。
北側斜線

    緩和幅
    北側に水路などがある場合や、北側に前面道路がありその向こうに水路などがある場合、敷地境界線は
    水路などの幅の半分だけ向こう側にあると見なされるので、その幅を計算して入力します。

    地盤面
    敷地が北側の隣地より1m以上低い場合、地盤面は高低差から1m引いた1/2だけ高い位置にあると見なすので、
    その値を入力します。
高度斜線

    緩和幅
    地盤面
    ここは各地方自治体により規制条件が異なってきますので、各地方自治体の建築指導課にご確認下さい。





文書情報

製品カテゴリ: LAB-S シリーズ 最終更新日: 2002-05-22
バージョン: LAB-S2[ver.1.x],
文書番号: LABS00017
分類:


kozoStation オンライン販売 ソフトウェアのご購入は、オンライン販売からご購入ができます。オンライン販売では、10%OFFでご購入ができます。