モデル化条件の開口包絡の方法について「45°で隅切り」の準拠規基準を教えてください。 [文書番号 : DOCR00858]

概要
プログラムの仕様について回答します。
回答
準処している基準はありません。
せん断力が作用した場合に壁の応力として45度方向に引張力がかかるため 長方形に包絡しても応力のかかる範囲として45度の部分は含まれないと考えてこのようなモデルを用意しています。
45度で包絡すると開口周比は小さくなりますが、上下のはり、左右の柱で剛域が異なりますのでご注意ください。


【操作】共通条件
[構造計算共通条件]→[モデル化]→[モデル化条件]→〔開口壁〕タブ より
『開口包絡の方法』で下記のいずれかを指定できます。
・「45゜で隅切り」
・「隅切りしない」(省略値)

【操作】個別指定
[基本データ入力]→[壁]→[部材形状の入力]→〔壁形状2の壁開口(RC、SRC)〕タブ より
『開口包絡の方法』で下記のいずれかを指定できます。
・「自動」:(省略値:[モデル化条件-開口壁]の「開口包絡の方法」の入力値)
・「45度で隅切り」
・「長方形」

※個別指定は[基本データ入力]→[基本データ]→[データ入力条件]壁の入力:「壁形状2」を選択した場合のみ有効となります。
※共通条件より個別指定を優先します。


補足
【計算方法】
[ヘルプ]→[ヘルプの目次]より
■BUS-6 Ver.1.0 の[BUS-6概要編]ボタンを押し、PDF形式のマニュアルより下記の項目をご参照ください。

 RC/SRC/S造建物の一貫構造計算 BUS-6 Ver.1.0 概要編 2020年4月第8版発行
 5章-43頁(PDF:103頁)
 項目:耐力壁と一般壁の分類  2)複数の開口がある場合の扱い
 図 5.44 開口包絡の方法


【計算結果の確認方法】
剛域長さ、開口周比の確認方法
 [ウインドウ]→[準備計算結果図の表示]を押しますと画面に結果確認図が表示されます。
 画面上で右クリックし、ショートカットメニューより[準備計算結果図の表示設定]を押します。
 『表示モード:剛域長・危険断面位置』を選択し[OK]を押します。
 計算に考慮した剛域長さ、開口周比を確認できます。

包絡線の確認方法
 計算結果出力(グラフィック出力)の下記項目をご参照ください。
 包絡線が破線で描画されています。
 項目:1.3.1 壁開口配置





文書情報

製品カテゴリ: DOC-RC/SRC 最終更新日: 2020-06-02
バージョン: DOC-RC/SRC[ver.9.x],
文書番号: DOCR00858
分類: 計算方法


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