Windows 10 April 2018 Update(Ver.1803)以降のバージョンを適用している場合に、表示スケールを100%以外(125%、150%、175%など)にしていると、
- ダイアログのボタン類を押すとダイアログが消える※図1
- ダイアログの何もないところをクリックするとダイアログが消える
- ダイアログ外クリックができない
などの現象が起こります。
現象の発生するコマンドは以下の通りです。
- オプションコマンド
- モクモクペン
- 基本図形
- さざなみ線変換
- 文字流し込み
- 全角半角変換
- 建ぺい率
- 容積率の計算
- 無窓階(消防)の計算
- 斜線制限
- 火気使用室の換気量計算
- 採光計算
- ガラスの耐風圧計算
- 居室の換気量計算
- 床面積(N値/壁量)の作図
- 壁(N値/壁量)の作図
- 見付け面積(壁量計算)の作図
- 木造壁量計算
- 柱(N値計算)の作図
- N値計算
- 軸組線図(N値計算)の作成
図1 全角半角変換コマンドで、英字の半角を全角に変更しようとすると図形の選択状態になる
Windows 10 April 2018 Update(Ver.1803)以降のバージョンを使用している場合に、プログラムが利用している命令が間違った値を返してしまうためです。
4Kディスプレイ(3,840×2,160ドット)以上のディスプレイをお使いの場合に表示スケール100%では使いづらい場合がございます。その場合は、
回避方法2を選択してください。
回避方法1
表示スケールを「100%」としてください。
手順は、以下の通りです。
- スタートメニューから歯車のマーク(設定)をクリックします
- 左上にある「システム」をクリックします
- 左側のメニューから「ディスプレイ」をクリックします
- 「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」で「100%(推奨)」を選択します(図2)
図2 表示スケールの変更方法
回避方法2
環境設定コマンドの[操作]タブの「ダイアログ外クリックでOK」のチェックを外してください。(
図3)
※チェックを外した場合、すべてのコマンドでダイアログ外クリックが行えなくなります。
図3 「ダイアログ外クリックでOK」のチェックを外す