階避難時に計算対象から除くドアについて [文書番号 : 00026]

概要
階避難時に計算対象から除くドアについての説明です。
質問
審査機関より、
「最大幅のものとして除くドアはいずれですか。」と質疑がありました。
計算結果のどこに記載がありますか?
回答
階避難では「火災室」から直接階段や外部に出られるドアがあった場合、
その中の最大幅の出口は避難に使わない計算をしなさいという規定があります。
居室避難では全て使えます。

「避難安全検証法(時間判定法)の解説及び計算例とその解説」
p108 3.8階歩行時間
火災室が直通階段に直通面している場合や、階避難において火災室が直接地上に通じている場合には、直通階段または地上に通じる出口のうち最大幅のもの1つは無いものとする・・・
「2001年版避難安全検証法の解説及び計算例とその解説」
p78 3.8直通階段までの歩行時間

①計算結果PDFでの確認方法
「(b) 地上に直接通じる出口の通過能力」の表の下部に
「出火室から除いたドア コード ドア番号 : ドア名称 ( ドア幅 [m])(p310)」
の記載があります。


また計算で使われなかったドアがあった場合は、計算結果PDFの図面の中に×印が付きます。

図面の下部の凡例に「×除外最大ドア」の表記もあります。


②画面上での確認方法
計算結果の画面で該当の室を選択し、キーボードの「J」を押すと、居室避難と階避難が切り替わって確認できます。
階避難にして確認します。

補足
この判断はプログラムが自動で行います。
ただし、同じ大きさのドアが複数あった場合は適当に選ばれてしまうので、
除きたいドアの幅を0.1ミリ程度大きくしておくと、特定できます。



文書情報

製品カテゴリ: 避難検証法 最終更新日: 2024-04-16
バージョン: 避難検証法,
文書番号: 00026
分類: 計算結果


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