道路斜線で後退距離の算定において建物から除外される「敷地境界線に沿った塀」の設定方法 [文書番号 : LABS00079]

概要
道路斜線で後退距離の算定において建物から除外される「敷地境界線に沿った塀」の設定方法
質問
敷地境界に塀があります。
道路斜線で後退距離の算定において建物から除外される部分となる塀なのですが、
自動生成で適合建物を作成すると、塀の位置から適合建物が作成されてしまいます。
この場合、どのように対応すればいいのですか?
回答
操作方法は、
壁面後退距離を測定していただき、
その数値を「敷地の属性編集」画面で「壁面後退」として距離を入力し、
さらに「適合建物/天空率算定点自動生成」を実行した時に
「壁面後退」を【設定通り】にチェックを入れて計算する。
という手順になります。
操作
下記の操作手順を行ってください。
  1. 「レイヤ設定」で塀のレイヤを非表示にします。

    この例の場合は、「レイヤ31」に外構の壁が入力されていますので、
    「表示」メニュー→「レイヤ設定」を実行します。
    「レイヤ31」を非表示にし、「終了」ボタンでダイアログを閉じます。



  2. 壁面後退距離を測定します。

    「確認」メニュー→「壁面後退の確認」を実行します。
    対象の道路をクリックすると右側のダイアログ画面に「実測値」(今回の場合は「5」)の数値が表示されますので、
    「測定値」に「5」と入力してキーボードの「Enter」キーを押します。
    (※「Enter」キーを押さないと確定されませんのでご注意ください。)
    「終了」ボタンでダイアログを閉じます。



  3. 入力した壁面後退を確認します。

    確認のため、「入力」メニュー→「敷地」→「属性編集」を実行し、設定した道路を確認すると、
    「壁面後退」に5(m)が設定されています。
    (先に後退距離がわかっている場合は、(2)の操作をせずに、直接手入力をしていただいても結構です。)

  4. レイヤ設定を行います。

    「表示」メニュー→「レイヤ設定」を実行します。
    塀のレイヤ「レイヤ31」を表示にします。

  5. 「適合建物/天空率算定点」を作成します。

    「入力」メニュー→「適合建物/天空率算定点 自動生成」を実行します。
    「道路」にチェックを入れて、
    壁面後退距離の【設定通り】にチェックを入れて「自動生成」ボタンをクリックします。



  6. 「自動生成された適合建物」を確認します。

    設定した壁面後退の距離の位置で作成されます。
    下記は「レイヤ設定」コマンドで敷地・用途地域のレイヤと適合建物のレイヤ50のみ表示にした状態です。






文書情報

製品カテゴリ: LAB-S シリーズ 最終更新日: 2018-09-19
バージョン: LAB-SS[Ver.3.x],LAB-SS[Ver.2.x],
文書番号: LABS00079 バージョンの制限: Ver.3.0.2.7以降
分類:


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